【遺伝?離乳食は?】食物アレルギーの気になる疑問を解決!

あれるぎ

まだまだハッキリとした原因や対処法が分からない食物アレルギー。
発症の多くは、1才児未満の乳児期だということをご存知ですか?
3歳までに食物アレルギーを発症し、診断された子どもの割合も、年々増加傾向にあります。

食物アレルギーとは、特定の食物を食べたとき、体が食物を異物としてみなし、過剰な反応を起こすこと。
その反応は、じんましんや赤み・かゆみなど皮膚の症状をはじめ、嘔吐下痢など消化器の症状、息苦しさや咳など呼吸器の症状、ひどい場合には意識障害などのショック症状として現れます。

乳児期に食物アレルギーを起こしやすいのは、タンパク質を十分に消化・吸収する機能が未発達なことや、アレルギー物質を防ぐ免疫が弱いからだと言われています。
しかし、まだまだハッキリとした原因や具体的な対処法は分かっていないため、疑問や不安を抱える育児ママたちも多いのではないでしょうか?

アレルギーは遺伝性!?

アレルギー体質は、遺伝する傾向があります。
ママかパパのどちらかに何かしらのアレルギーがあると、両親ともアレルギーでない子に比べて食物アレルギーの発症率は高くなります。

ただし、遺伝的にアレルギーになりやすい体質であっても、発症するかどうかはさまざまな要因に左右されます。
住環境や季節も大きく関係しているのです。

また、両親や兄弟がアレルギーでなくても、食物アレルギーを発症する場合があります。
よって、アレルギーは遺伝だけによるものではないことを知っておきましょう。

やっぱり気になる離乳食

きいろ

発症が怖い!スタートは遅らせてOK?

生後半年以内に食物アレルギーと診断された赤ちゃんのママはもちろんのこと、そうでなくても我が子の食物アレルギー発症が気になり、離乳食のスタートに戸惑うのではないでしょうか。

しかし、アレルギーを気にするあまり、離乳食が進まないのはNG。成長のためにも、いろいろな食材をバランスよく与えることが大切です^^

目安として、下記のチェックに1つも当てはまらない場合は、離乳食開始を遅らせたり、特定の食材を除去したりする必要はありません。

当てはまったら離乳食スタート時に受診・相談が必要!
 ☆ 3つのチェックリスト ☆

1.すでにアトピー性皮膚炎と診断されている。または、乳児湿疹が長引いている。

2.授乳の後、じんましんなどのアレルギー症状が出たことがある。

3.両親や兄弟が重度の食物アレルギー、またはアレルギー体質。

新しい食材を与えるときの注意は?

離乳食は、消化器の準備ができる5・6ヵ月頃から始め、まずはお粥のみ、そして野菜、いも類も与え始めます。
2~3週間たち順調であれば、豆腐や白身魚などのタンパク質を与え始める、という流れが基本です。

計画的に離乳食を進めていくためにも、初めての食材は、アレルギー反応が出ていないか皮膚や体調を確認しながら、少しずつ与えましょう。

初めての食材を与えるときはこうしよう!
☆ 3つのポイント ☆

1.初めての食材は1種類ずつになるようにする。
・・・2種類以上になると、どの食材が合わなかったのか判断しにくくなります。

2.平日の午前中、機嫌がいいときに与える。
・・・症状が出たら受診できるよう「平日の午前中」に、アレルギー反応が分かりやすいよう「機嫌がいいとき」に与えましょう。

3.新鮮なものを加熱し、少しずつ与える。
・・・食中毒と混同してしまわないよう、「新鮮」なものをしっかり「加熱」することが大切。量が多いと症状が重くなることもあるので、小さじ1から少しずつ与えましょう。
※加熱することで、アレルギー反応が起きにくくなる食物もあります。

※万が一アレルギー症状が出て受診する場合
問診では「何ヵ月頃から、何をどのくらい食べていたか。」「今回は何を食べて、何分後にどんな症状が出たのか」など家庭での様子を聞かれます。
日頃から母子手帳や育児ノートなどにメモしておくと良いでしょう。

離乳食開始前の検査は必要?

離乳食を始める前や、発症する前にアレルギー検査を受けることは可能ですが、たいていの子はあまり意味がないようです。結果はあくまでも参考程度にしましょう。

たとえ陽性でもアレルギー反応が出るとは限りません。実際にその食材を食べさせてみてからでないと診断できないのです。

また、検査には痛みも伴います。
新しい食材の与え方に気を付けていれば、アレルギー検査は特別の必要がないもの。
なるべく検査は受けず、ママが注意して離乳食を進めてあげたいですね^^

なお、食物アレルギーの検査費用は、医師が必要と見なせば医療費として健康保険が適用され、乳幼児は助成を受けられるようになっています。

 一度かかったら治らないの?

食物アレルギーと診断されたら、原因物質を食べさせない「除去」の方法で、アレルギー数値が改善されるのを待つのが一般的です。

定期的に血液検査や食物経口負荷試験を行って、経過を診ていきます。
親の自己判断で、食べさせてみたり量を増やすことは絶対にNG!
アナフィラキシーなどのショック症状が誘発され、最悪の場合命を落とすことにもなりかねません。

ままごはん

子どもも可哀相、ママも食事の管理が大変な食物アレルギーですが、一生治らない病気ではありません。
乳幼児期に発症する食物アレルギーは、成長につれて多くが改善されるもの。
小学校入学までには、鶏卵・牛乳・小麦・大豆のアレルギーを持っていた子どもの約90%が、原因食物を食べられるようになるのです!

いつか食べられるようになると信じて、アレルギー食物以外のものでしっかり栄養が摂れるよう、愛情たっぷりの食事を作ってあげたいですね^^
また、皮膚を清潔に保つこともアレルギーの予防や改善につながると言われています。
ママ自身のお手入れだけでなく、大切な我が子にも、毎日の丁寧なスキンケアを心がけましょう。