産院では助産師さんが手伝ってくれたけれど、家では自力でやらなければなりません。
でも、赤ちゃんの首はぐらぐら、体はふにゃふにゃで、沐浴させるのが怖い!!
そう思っているママは多いのではないでしょうか。
しっかり準備をしておけば、沐浴は怖くない
赤ちゃんの沐浴は、事前の準備が大事です。
これから、沐浴に適した時間や、準備するものをあげていきましょう。
1.沐浴は、昼間に
うまれたての赤ちゃんは、体温調節機能が未熟です。
朝や夕方以降の寒い時間は避けて、昼間の機嫌がいいときに沐浴しましょう。
寒い時は、部屋をあたためておいてください。
おっぱいやミルクを飲んだ直後は、沐浴はやめましょう。
2.沐浴で準備するもの
ベビーバス、洗面器、沐浴布、ベビーせっけん、体を洗うガーゼ、
湯温計、着替え、オムツ、バスタオル、おへそのケアセット
沐浴の準備を整えましょう
1.ベビーバスにお湯を張ります。湯温計で40度前後になっているか確認しましょう。
洗面器にも、あがり湯を用意しておきます。
2.座布団や布団の上に、着替えを広げておきます。
二枚以上の服を着せるときは、袖も重ねておくと後が楽です。
服の上には、すぐつけられるよう、広げたオムツも。
隣には、バスタオルも敷いておきましょう。
産院でもらうおへその消毒セットも、バスタオルの隣に準備します。
沐浴の手順14こ
準備ができたら、赤ちゃんを沐浴させてみましょう。
1.赤ちゃんの服を脱がせ、沐浴布をかけます。
体の上にかけてもいいし、体全体をくるんでも良いでしょう。
沐浴布で包んであげるとお湯に入れた時に赤ちゃんがびっくりしません。
2.利き腕と反対の手で赤ちゃんの頭を支え、足の間から利き腕を入れて、
おしりを支えます。
できれば、指で耳をふさいであげるといいでしょう。
3.そっと、足の方からお湯につからせます。
4.ガーゼをお湯に浸して絞り、顔を拭きましょう。
おでこ~目の横~あごにかけて、顔の両側を「3」の字を描くように拭きます。
次に、目の上を目頭から目尻にかけて、そっと拭きます。
最後に、鼻や口の周り、拭き残したところを拭いて、顔は終わりです。
顔にはせっけんは使いません。
5.せっけんを少量手につけ、体を洗います。
まずは首を洗いましょう。
洗いにくいうえ、汚れがたくさんはいりこんでいるので、
注意して洗ってください。
その後、ベビーバスの中のお湯をかけて、せっけんを流しましょう。
6.沐浴布を少しずつ脱がせながら、体を洗います。
手の中や脇、股の間も 汚れがつきやすいので、そっと洗ってあげてください。
首同様、お湯をかけて、せっけんを流します。
7.赤ちゃんをひっくり返してうつ伏せにします。ここが一番難しいところです。
腕を赤ちゃんの脇に入れ、首を支えながらうつ伏せにします。
左手で頭を支えていた場合は、右腕の上に移し替えるようにして、うつ伏せにします。
赤ちゃんの両腕が、自分の腕の上に乗るようにしましょう。
せっけんで滑ったり、赤ちゃんの顔が水につからないように、気をつけて!
8.首の後ろ、背中、おしりを洗います。
9.うつ伏せのまま、洗面器に入れておいたあがり湯を、少しずつかけてせっけんを流しましょう。
一気にかけると赤ちゃんがびっくりしてしまいます。
10.赤ちゃんを仰向けに戻し、バスタオルまで連れて行きます。
ママの服が濡れてしまいますが、抱きかかえるようにして仰向けに戻すと楽でしょう。
11.ぽんぽんと押さえるようにして、バスタオルで水分を拭き取りましょう。
赤ちゃんの肌は弱いので、こすらないようにしてください。
首のしわや脇も、忘れないように拭きとってください。
12.おへその消毒セットを使って消毒をします。
13.広げておいた、オムツと服の上に赤ちゃんを移動させ、服を着せます。
14.服を着たら、水分補給のため、おっぱいやミルクなどを与えましょう。
最後に
上手にできたでしょうか?
お風呂あがりに慌てないように、準備はしっかりしておきましょう。
最初は怖いかもしれませんが、回数を重ねるごとに慣れていきます。
おばあちゃんやパパに手伝ってもらいながら、沐浴させてあげましょう。