和田秀樹さんの育児本「ひとりっ子」の育て方』-「ひとりっ子ってどうなの?」というプレッシャーを克服

育児中に役立ったアイテム

【当時の年齢】4歳・男の子

※エピソード
エピソード・ひらめき

高齢で出産したこともあり、ずっと2人目については考えていませんでした。

1人目の時は心底「子どもが欲しい」と思いましたが、2人目については正直実感がわかない。まったく欲しいとは思えない。周りには「兄弟を作ってあげたいから」と、私よりも高齢で2人目、3人目を産んでいる人もいますが、体力はどんどん低下するし、仕事だってしたいし、もう一人は無理!というのが私の本音でした。

だったら、それを貫けばいいだけの話ですが、やはり世間的に言う「ひとりっ子はかわいそう」という言葉の呪縛にとらわれていました。
息子からは時々、「どうしてボクには兄弟がいないの?」とまるで「どうしてボクにはこのおもちゃを買ってくれないの?」というノリで質問され、別に欲しいと言われたわけでもないのに勝手にプレッシャーを感じていました。

【一人っ子は可哀想なことなのか?世間への葛藤】

もう二人目は作らない。息子はひとりっ子確定。そういう自分の中の結論に正しい形で決着をつけないことには、自分には罪悪感がずっと残っていくだろうし、息子も本当に「かわいそうな」ひとりっ子として成長していくことになります。

それはどうしても避けたい、避けなければ、と考えてはいました。

でも、心は裏腹で自分は2人目はいらないと思っているのに兄弟のいるお母さんをうらやましく思ったり、休日の公園で一人で遊んでいる息子を勝手にかわいそうに思ったり。

ただし冷静に分析してみると、私は子どもが2人いるお母さんが羨ましいのではなくひとりっ子親のプレッシャーを感じなくてもいいということに嫉妬しているのだし、一人で遊んでいる息子がかわいそうというのも実はそれをかわいそうだと思っている私の思い込みなんじゃいかということに気付いたのです。

【一人っ子のメリットが多く理解でき周りの声に惑わされないように】

子どもとお母さん

読む前までは、ひとりっ子のデメリットをどう克服するかという視点で書かれているのか、と思っていたのですが全然違いました。

もちろんデメリットにも触れられていましたが、ほとんどはひとりっ子のメリットの羅列オンパレード。

それも、無理やりなこじつけではなく、自分が抱えていた疑問をことごとく解決してくれるものでした。

ひとりっ子でもいいんだ。
もちろん、ふたりっ子でも、さんにんっ子だって。
それぞれメリットとデメリットがあるのは当然で、どっちを伸ばしていけるのかはお母さん次第だということ。

自分の本音を肯定されて、自分自身でも認めることができて本当に楽になりました。兄弟のいるお母さんへの羨望も消えました。

もちろん、ひとりっ子ってどうなの?という人たちは大勢いるでしょうが、そんな声もまったく気になりません。

「兄弟を作ってあげられなくてごめんね」なんて気持ちで息子を育てたら、息子はひとりっ子というのは母親に謝まられてしまうほどの重大な欠点なんだと感じて大きくなっていったことでしょう。この本に出会えて本当に感謝、感謝なのです。

【一人っ子のお母さんの生活のヒントに!】

上手くいく人にはうまくいくし、上手くいかない人にはうまくいかない、と薬にも毒にもならない答えになってしまいますが、多くのひとりっ子のお母さんは何かしらのヒントは得るのではないでしょうか。

私は、ひとりっ子の問題に限らず、子育てをするにあたっては自分を信頼することが大切なんだということを学びました。
世間の常識を重視するか、自分や子どもの幸せを優先するか。そのどちらに自分の意識がシフトしているかでこの本を読んだ時の感想が変わると思います。

私の場合は、周囲の声も少しは気になるけれど、まずは自分のやり方を信頼したい、ひとりっ子だからこそ伸びていく子どもの成長も信じたいというところに気持ちが落ち着きました。