子どもが3才を過ぎるころになると、急に増え始める「ごっこ遊び」。
女の子なら「おうちごっこ」、男の子なら「戦いごっこ」が定番ですが、「お医者さんごっこ」「レストランごっこ」など、ごっこ遊びの種類はたくさんありますね。
でも、このごっこ遊び。とくに3才くらいではまだお友達と関係をつくれないこともあります。
そこで、ママやパパに「ごっこ遊びしようよ~」とねだられるのですが、子どもの世界の登場人物に「なりきる」のは苦手な人もいますよね。
ままごとの相手がつらい
戦いごっこの相手がしんどい
そんなお悩みを持つママやパパに、まずはごっこ遊びの大切さと、苦手でも付き合えるアイデアをご紹介します。
ごっこ遊びをすると、こんな力が育つ!
ごっこ遊びに付き合うのは大変ですが、お子さんのいろいろな力が育つことがわかっています。
1手指や体のコントロール力
たとえば「レストランごっこ」では、店員さんになってトレイを運ぶ、コックさんになって包丁を使うなど、本物の動きをイメージしながら再現しようとするシーンがたくさん。ほかのごっこ遊びでも手指や体を使う機会が多く、コントロール力が育ちます。
2数の理解力
3~4才は、少し複雑な数のやりとりもできるようになる時期。
たとえばお店屋さんごっこで、「りんごを3つください」など数を口に出したり、品物を数えたりする体験は、数の概念やたし算の基礎の習得にとても役立ちます。
3相手を思いやる気持ち
相手の立場や気持ちへの関心が高まる3~4才。
たとえば「お医者さんごっこ」などの遊びの中で、自分以外の役になりきる体験や、相手を思いやる機会を増やして、相手の気持ちを理解する力を育てることができます。
4ひらがなへの興味
お手紙ごっこはもちろん、レストランごっこならばメニューを使うなど、ごっこ遊びには文字に親しむチャンスがいっぱい。読んでみたい、書いてみたいという意欲が自然に育ちます。
こんな工夫でごっこ遊びを楽しもう!
ごっこ遊びが子供にとっていいことはわかった…けれどやっぱり苦手なものは苦手、ですよね。そこで、以下のことをチェックしてみてください!
1人形を用意!
なりきるのが苦手な方におすすめなのが、人形やぬいぐるみを仲間に入れる遊び方です。
「ケーキを3個ください」「次は私よ」などと、人形たちにセリフを言わせれば、大人ものりやすく、お子さんのテンションも上がります。
登場人物を増やせば遊びも大きく広がり、大人も飽きずに遊べますよ。
2ごっこ遊びおもちゃを活用!
子どもは意外に、おもちゃがなくてもごっこ遊びができてしまいます。
うちにあるものを見立てて、空想の世界で遊ぶことができるのです。まさに「遊びの天才」ですね。
でも、大人はそうはいきません。ごっこ遊びの世界にいくだけでも疲れるのに、さらに子供の空想世界に入り込むのはさらにハードルが高いですね。
なので、上手に「ごっこ遊びおもちゃ」を活用することをおススメします!
ごっこ遊びのおもちゃには
・ままごとセット
・お医者さんごっこセット
・お店屋さんごっこセット
などたくさん!できれば一つだけでなく、たくさんの種類があると、遊びが広がりますね。
新品でなくても、フリマやオークションにもたくさん出品されています!
3少しつきあって、ほかの遊びに誘導
ママにとって、ままごとよりきつい遊び…それは「戦いごっこ」ではないでしょうか?
しかも、いつも同じヒーローで、悪役をやらせられるというパターンはなかなかきついものがあります。
ちょっとなら付き合えるけれど、長時間は勘弁…という方は多いのではないでしょうか。
そこでおススメなのは、ごっこ遊びからほかの遊びに誘導する方法です。
「敵のお面をつくって遊べばもっと楽しいよ」「武器をつくろうか」など工作遊びに導いたり、
「怪獣にはどんなのがいたっけ」と絵本を読み聞かせるなど、
ごっこ遊びから派生した別の遊びへ移行させていきます。
まとめ
いかがでしたか?
ごっこ遊びは3~7才くらいによく見られ、先ほど紹介した力のほかにも、想像力や能動的な行動力も育むといわれています。
ゲームやテレビに夢中になるよりは100倍いいですね!
4才、5才と成長するとお友達どうしでもごっこ遊びができるようになります。そうすればこっちのもの!
今しかない「ごっこ遊び」を楽しんでくださいね★