「赤ちゃんに歯が生えた!」
わが子の成長を感じるうれしい瞬間ですね。でも、そのときふっと頭をよぎるのは
歯磨きって必要?
というギモン。そして、始めるにしても
いつから?
どうやって?
グッズは?
など、わからないことだらけですね。そこで、歯科医の意見を参考にしながら、これだけはしておきたい、ということを3つにまとめました。
歯のケアは「生えたらすぐに」始めよう
最初の歯が生えるのは、生後6カ月前後が多いそうです。
6カ月というのは目安で、前後6カ月範囲なら心配ないということなので、1才までは生えなくても様子を見ていいということです。
小さいし、まだ1本だし…と思いますが、歯のケアは生えたらすぐに始めるのが正解です。
なぜかというと、磨かないと虫歯になる、というのではなく
歯磨きの習慣を身につける、ということがとても大切だからです。
口の中というのはとても敏感なので、歯ブラシを入れられたり、指でいじられるのは子供にとってはとても怖いこと。
その「怖さ」を払しょくするためには、なるべく早く歯磨きの習慣をつけることが大切なのです。
でも、赤ちゃんの歯ってどう磨くの?と思いますよね。
赤ちゃんを仰向けに寝かせることからスタート
赤ちゃんの歯磨きは、まず「赤ちゃんをひざに寝かせて、仰向けにさせる」練習から始めます。
1才近くなると、この体勢を嫌がる子が増えてきます。
なので、なるべく早くこの姿勢に慣れることが大切です。
この姿勢がいちばん口の中がよく見える(歯医者でもそうですよね)ので、これは必ず習慣化しましょう。
そして、1日のうち、いつ、何回するの?ということですが、
回数は、1日1回でOKです。
そして、難しいのがいつするか、ですが歯磨きは寝る前にしっかり行うのが効果的なのは常識ですね。
でも、6カ月~1才代は寝る前に授乳をします。しかも、寝てしまいます。
寝ている子の歯を磨くの?と思ってしまいますが、寝てしまったらさっとガーゼで歯をふいてあげるか、白湯を含ませてあげるだけでOKです。
なので、卒乳していない場合は、寝るときの授乳の1回前の授乳のあとに「ママのひざの上に仰向けに寝かせる」習慣をつけるといいです。
早く習慣化すればするほど、のちのちママがらくですよ。
最初はガーゼでふくだけでOK
まだ歯が2本くらいのときは、湿らせたガーゼで汚れをとってあげればオーケーです。
でも、4本、6本、となってきたら歯磨き剤と歯ブラシを使ってあげましょう。
まず歯ブラシですが、商品に対象月齢が書いてありますから、それを参考に買えば大丈夫。
注意したいのは、歯磨き剤です。
じつは、歯磨き剤はなくてもいい、というのが多くの歯科医の意見です。
なぜなら、歯磨き剤には発泡剤が含まれているものが多く、これが意外に歯磨きをするとき邪魔なのです。さらに、しっかり磨けていないのに、磨いた気になってしまうそうです。
でも、甘い味は子供にとって魅力的。
そこでおすすめなのが、発泡剤を含まないジェル状の歯磨き剤です。
これなら、口の中が泡だらけになることもなく、子どもにとってもうれしい味が楽しめます。
歯は1本1本丁寧に磨く
最後に、磨き方のポイントですが、1本ずつ磨く、ということです。
つい、歯ブラシをヨコに動かすとき、まとめて4本くらい磨いてしまいませんか。
これから歯が増えていけばいくほど、1本ずつ磨くという意識がとても大切になってきます。
歯1本には左右サイドがあります。奥歯にはかみ合わせ部もあります。
それぞれを10回ずつ、歯ブラシを小刻みに動かして磨く、というのがポイントです。
正直、歯が増えれば増えるほど大変…ではありますが、この習慣をつけておけば、虫歯リスクは大幅減です!
まとめ
いかがでしたか?
子どもの歯のケアはこの先長く、「仕上げ磨き」は小学校4年生くらいまでは続けた方がいいそうです。
虫歯にするかしないかは、保護者のケアが大きく左右しますから、ここで歯のケアに対する意識を高めておくことが大切です。
でも、疲れ切ってやる気が出ない!というときもありますね。そんなときは最低限白湯や麦茶を飲ませましょう。
何もしないよりは効果がありますよ★